現在、世の中に広まっている『ガラスコーティング』と言われる商品の中で、純粋にガラス皮膜を形成するものは数少なく、ガラスコーティングと謳われているにも関わらず、現状はフッ素やシリコンなどの有機物質を含んでいるガラス系コーティングに分類されるものがほとんどです。
しかし、ラストコーティングは「何とか常温下において完全無機質のガラス皮膜を形成させることはできないか」と研究を重ね、完全無機質のガラス皮膜を形成する真のガラスコーティングの開発に成功しました。
ここではラストコーティングの完全無機質ガラスコーティングの定着メカニズムと、ガラス皮膜の特徴を詳しく解説していきます。
完全無機質のガラス皮膜がボディに定着するメカニズムとは?
果たして、シリコンなどの定着剤をなくしてボディにガラス皮膜を定着させることができるのか、と疑問を持たれる方もいるかもしれません。もしかすると、業界の方ほど長年の常識とはかけ離れた事実に驚かれているのではないでしょうか。
実は、ガラスというのは「固体」ではなく「非晶体」という物質に分類されますが、この「非晶体」を生かした構造でガラス皮膜を定着させることに成功しました。そのメカニズムを含めて、全部で3つのメカニズムでガラス皮膜をボディに定着させています。



一方で、有機溶剤を使用してガラス皮膜を定着させる場合は、定着剤として使用する有機溶剤が紫外線や排ガスなどの外部要因で劣化してしまうので、半永久的なガラス皮膜を形成することはできません。つまり、ガラス皮膜が剥がれるコーティングであると言えます。
車の使用状況によりますが、有機溶剤が含まれるガラス系コーティングは半年から1年で剥がれ落ちるとも言われています。
このような技術のお話はお客様にとっては必要のない話かもしれませんが、真のガラス皮膜を形成するガラスコーティングとは、どういった構造か知っていただくことで、誇大表現に惑わされずに、本物のガラスコーティングを選んでいただきたいと思い、研究レベルのお話もさせていただきました。
そんな純日本製のガラスコーティングを車のボディに施工できるように開発したのが、「ダイヤモンドラストコーティング」です。
ダイヤモンドラストコーティングのガラス皮膜
ダイヤモンドラストコーティングは3層の重ね塗りと犠牲膜としてのトップコートの計4層の構造で仕上げます。

ダイヤモンドラストコーティングのガラス皮膜
さらに、3層の完全無機質ガラス皮膜の上に犠牲膜としてのガラス系コーティングのオーバーコートを施工します。
ガラスコーティングの特性上、皮膜が硬化するまでに、表面硬化が約24時間、完全硬化に約20日間の期間を要します。そのため、完全硬化するまでの期間にガラス皮膜を守るための役割として、微撥水ガラス系コーティングを1層施工します。
このオーバーコートは、通常走行していれば約30日程度で剥がれ落ちるようになっており、オーバーコート剥がれた頃に本来の親水性ガラス皮膜が表に出るような仕組みになっています。
ベストな状態は、施工後20日間はガレージの中にしまっておき雨風に晒さずに完全硬化を待つことですが、なかなかそのような環境を作ることは叶わないと思いますので、犠牲膜でガラス皮膜の保護を行います。
ダイヤモンドラストコーティングの品質を証明できる理由
ラストコーティングは公的機関で試験を行っており、その品質の高さを証明できる数少ないガラスコーティングです。特に、人工的に劣悪環境を再現できる「促進耐候試験(メタルハライドランプ式)」を行える試験機関は数少なく、さらに、その試験に耐えた実績を公表できるガラスコーティングは皆無と言っても過言ではありません。

5年相当の促進耐候試験の試験結果で、ガラス皮膜が剥がれていないことがわかった
公的機関での試験を行った事実を公表しているメーカーや施工店はありますが、試験を行った結果どのようになったか公表している業者は非常に少ないので、コーティングを選ばれる際には試験の結果どのようになったかというところまで着目してみてください。
ラストコーティングでは、試験結果から得られたデータをもとに、ガラス皮膜の特徴やメリット、デメリットを公表しております。
ガラスコーティング剤の主成分
ガラス系コーティングと完全無機質のガラスコーティングを見極めるのは非常に困難です。それでもこれから紹介するたった一つの成分を知っているだけでも、品質を見抜くことができます。
コーティング剤の主成分『ポリシラザン』とは何か?
一般ユーザーがチェックできる唯一の方法はコーティング剤の主成分をチェックすることです。現在市場に出ているガラスコーティングは「ポリシラザン」をという成分を主成分としていますが、この「ポリシラザン」を主成分としてケイ素のガラス被膜を形成するガラスコーティングは本物の可能性は高いと言えます。
ただし注意も必要です。後でも記述しますが、ポリシラザンと表記してあっても裏では混合物を混ぜているなど本物ではない可能性もあります。実は、ポリシラザンは扱いが非常に難しく多くのメーカーが扱いきれずにいるのが現状です。液体の状態で安定させるのが難しく、商品化が難しい現実化あるからです。
私たちが誇れる功績の一つに、このポリシラザンを施工場で科学者以外の施工者が扱えるようにしたことが挙げられます。業界では信じがたい事実でもあります。なぜならこれまでこれを可能にした事例がなかったからです。
ポリシラザンがよいことまではわかっていても、その扱いは困難を極めていました。この難しい成分を扱えるように安定させることができたことは奇跡に近いと言えるでしょう。何よりこの奇跡に我々自身が驚いております。これにより、少なくとも5年は剥がれないコーティング剤の開発に成功しています。
ポリシラザンが主成分のガラスコーティングが、ガラス被膜を形成するメカニズムを化学式で表すと、
となります。
この化学式を簡単に解説します。この式では、「ポリシラザンが空気中の水分と化学反応を起こして、ガラス被膜と微量のアンモニアと窒素を生み出す」ということを式で表しています。
完全無機質のガラスコーティングであれば、余計な成分が含まれていないので反応する化学式も非常にシンプルで、中学で習う化学の知識があれば説明することができることが、お分かりいただけると思います。
しかし、ガラス“系”コーティングの場合はガラス被膜を形成する成分の他にベンゼン環やエチレンなどの有機物が含まれているため反応が複雑になってしまいます。
ポリシラザンにも種類がある?高品質の『鉱物系(天然)』、劣る『石油系(養殖)』
ガラスコーティングの主成分になるポリシラザンですが、ポリシラザンの中にも種類があり、その種類によっても品質が異なります。種類の違いはポリシラザンを生成する成分の違いで、主に鉱物系ポリシラザンと石油系ポリシラザンがあります。
両者の違いは、鉱物系は「天然」、石油系は「養殖」というイメージです。天然、養殖では大きな違いはありませんが、当然、天然の方が良質なポリシラザンを作ることができます。
ただ、天然よりも養殖の方が安定して均一のポリシラザンを作ることができるという点では、扱いやすいと言えるでしょう。
弊社は上質なポリシラザンにこだわっているので、もちろん鉱物系ポリシラザン(天然)を採用しています。
ポリシラザンの表記にご注意!『“ニセ”ポリシラザン』
主成分がポリシラザンであれば本物のガラスコーティングである可能性が高いのは確かですが、ポリシラザンだけでなくその他の成分が含まれている可能性もあるので、安易に「ポリシラザン=高品質ガラスコーティング」と判断するのも注意が必要です。
ポリシラザンは元々研究者の間でも扱いが難しい成分として有名で、それを研究所から外に出して現場で扱うこと自体がハードルが高いことでした。
そのため、ポリシラザンを扱いやすくするために『別の成分』を混ぜたり、比較的簡単に結合できるように『結合促進剤』を入れたりしたものを販売するのが一般的でした。
その扱いにくさから、一般ユーザー向けに販売することはまず不可能で、市販されているコーティング剤が100%ポリシラザンであることはありえません。もし、市販品でポリシラザンの言葉を目にした場合、「一部ポリシラザンが含まれている」程度だと思っていただいて差し支えありません。
ガラス成分でかわるコーティングの品質私たちはガラスコーティングの主成分にポリシラザンを採用していますが、他メーカーはこの限りではありません。これ以外にもガラス被膜を形成する成分があり、原材料として使われることがあるガラス成分を紹介しておきます。これからあげられる成分が入っている場合には、期待する効果を本当に得られるのか、十分に検討しておきましょう。
シラザンとは?
シラザンはポリシラザン同様、非常に不安定で扱いが難しい成分です。そのため、施工の現場での扱いが非常に困難になるので一般的に流通させるには、やはり手を加える必要があります。
シラザンが主成分のコーティング剤が市販されることはまずあり得ません。市販品でシラザンが主成分になっている商品があれば、ガラス成分は非常に少なく、品質としてはポリマーコーティングと変わらない可能性が高いです。また施工性が低くコーティング剤としては不向きとも言えます。シラザンが原料として表記されている場合には、このことを思い出すとよいでしょう。
シロキサンとは?
シロキサンはポリシラザンやシラザンに比べて分子構造大きく、形成されるガラス被膜の密度が低くなってしまうので壊れやすく剥がれやすいのが特徴です。
ガラスとはいえ、もろく崩れやすいものであれば、コーティングには不向きと判断できます。シロキサンが原料になっている場合も、期待している効果が得られない可能性大です。注意しておきましょう。
コーティング剤に含まれる有機成分と特徴
完全無機質ではないガラスコーティング以外は、有機成分などが含まれているガラス系コーティングに分類されますが、ガラス成分以外の有機成分とは一体どんな成分で、どんな役割をしているのかについては知られていません。
結論を言えば、有機成分は艶を出したり、撥水効果を出したりと、性能向上のために多く含まれます。この有機成分が含まれる最大の弊害は、紫外線や排気ガスなどで劣化が進むことです。つまり『剥がれ原因』になってしまうのです。このことをユーザーに知られることは、メーカーや施工店としては極めて不都合な真実です。有機物は含まれていない方がコーティング被膜は長持ちします。
これを知ると「なのになぜ有機物質をいれるのですか?」と自然に疑問がわくはずです。多くのガラスコーティング剤において、有機物質を含む理由は使いやすくするために安定させたり、撥水、艶を演出するためには必要だと考えられてきました。そのためこの問題は未解決のまま、今日まで不都合な真実が明かされることはなかったのです。
『有機物が入っている=剥がれる』ことを意識できれば、選び方も大きく変わるでしょう。次に、コーティング剤に含まれる代表的な有機成分について詳しく解説するので、これからは誇大広告に騙されないよう、ぜひとも理解していただければと思います。
撥水演出の『フッ素』
フッ素(テフロン)は、コーティング剤に撥水効果をもたらすために含まれます。フライパンなどにフッ素加工と表記されている商品がありますが、原理は同じです。フッ素加工がされているフライパンを使ったことがある方は体験されていると思いますが、どれだけ効果が続いたでしょうか?フッ素加工はやがて効果を無くし、撥水効果はなくなります。それは車のコーティングでも同じで、フッ素による撥水効果はすぐに効果を無くしてしまいます。
ただ、フッ素は撥水効果をもたらしてくれる反面、耐久性に乏しく剥がれやすい成分です。熱や紫外線に弱いので通常の走行でも徐々に劣化していき、劣化したフッ素がきっかけでコーティング部分も剥がれてしまいます。
「撥水効果!」
「フッ素加工!」
のような表記を見たらその『有機物が入っている=剥がれる』ことを思い出してみましょう。
艶出しの『シリコン』
主に艶を艶を出す効果があります。価格も安くほとんどの一般コーティング剤に含まれています。艶の演出は重要ですが、ガラスコーティング という言葉で、何も入っていない印象に思われますが、艶出しのシリコンもれっきとした有機物です。
穴埋めの『レジン』
艶出しに加えて微細な凹凸を埋める効果があり、市販の洗車キズを埋めるコーティングなどにも含まれている成分です。本来は下地処理、つまりポリッシングと言われる『磨き』でボディーを平らにし、最高のボディコンディションを整え作業は必須です。これには熟練した職人的技術と時間を要するため費用もかかります。
しかし、近年ではそこそこの磨きで終わらせて、レジンで埋めるという施工も少なくありません。コスト面のメリットはありますが、安さには安いなりの理由が必ずあります。
ガラスコーティングとして、レジンの厚塗りを売りにしているガソリンスタンド系列店舗がありますが、やっていることは、磨きを疎かにして樹脂系コーティングを厚塗りしてることと変わりません。レジンもまた有機物である以上、熱や紫外線で劣化してしまいます。
つまり、日光や通常走行でいとも簡単に剥がれ落ちてしまいます。剥がれたら塗り直す作業をなんども繰り返すので、結局は割高になる傾向があるため、シミュレーションすれば技のある専門業者に依頼するのもリーズナブルだということに気がつくでしょう。
また、シリコンやレジンなどの樹脂系のコーティングは液剤に粘り気があるため、液剤をボディに塗布する際に伸びが悪く、膜厚も厚くなりムラになりやすいのが特徴です。この扱いが難しい溶剤を扱う上に、さらに技術レベルにも格差のあるスタッフが施工を行うため、どこでも同じ仕上がりになっているとは限りません。
施工するガラスコーティングのことは施工店に尋ねて不安を取り除く
カーコーティングには古くの歴史があり現在に到るまでに様々な商品が開発されてきているので、コーティングの区分が曖昧になってしまっています。一般ユーザーが困惑してしまうのは当然ですが、コーティングの施工者すらわからないこともあるくらい曖昧になっています。
ガラスコーティングを施工するお客様にとっては曖昧な商品を購入するほど不安なことはないと思いますので、もしガラスコーティングに不安やわからないことがあれば施工店に必ず問い合わせるようにしましょう。
ラストコーティングでは弊社のコーティング剤に関してのお問い合わせを受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。




